「世界KAMISHIBAIの日」に身に付けたいお子さまの歯みがき習慣

こんにちは。君津ピースデンタルクリニックです。

12月7日は「世界KAMISHIBAIの日」です。
「紙芝居文化の会」が、日本の文化である紙芝居の魅力を世界に広めることを目的に、会の創立日である12月7日を「世界KAMISHIBAIの日」と定めました。
今回は、お子さまに歯を守る大切さや歯みがき習慣を伝えるために、紙芝居や絵本をどう活用できるかについてお話しします。

紙芝居や絵本が子どもに与える効果

紙芝居や絵本が子どもたちにもたらす効果は以下のとおりです。

• 想像力・思考力・考察力の育成
• 脳の活性化
• 生活習慣や社会ルールの学習
• 言葉の発達

紙芝居や絵本を読み聞かせることで、小さなお子さまの「想像力・思考力・考察力」が育まれると同時に、視覚と聴覚が一度に刺激されるため、右脳と左脳のさまざまな領域が活性化します。
また、物語を読み進めていくうちに生じる「どうして？」「なぜ？」といった疑問を通じて、観察力や考察力も育まれ、社会的なルールや、よい行い・悪い行いを楽しく学ぶことができます。
さらに、絵と言葉を結び付けることで、新しい言葉の意味が理解しやすくなり、豊かな言語感覚が身に付きやすくなります。

絵本で広がる「歯の健康」への理解

視覚的に伝わるむし歯予防のイメージ

小さなお子さまにとって、むし歯菌と戦うヒーローの物語や、むし歯で困る登場人物の姿は、視覚的なインパクトによって「むし歯＝よくないもの」と理解しやすくなります。
そのため、歯みがきに関連した絵本を読むことで、歯みがきの大切さを視覚的に理解しながら、楽しく学ぶことができます。

「楽しい」から始める歯みがき習慣

絵やストーリーを楽しみながら、自然と歯磨きの大切さを学べることも絵本の魅力です。
お子さまのお気に入りの絵本を見つけ、何度も繰り返し読んであげるとよいでしょう。
特にお子さまは歯みがきを「面倒な作業」と感じやすいものですが、絵本の世界観を取り入れることで、歯みがきを楽しい習慣に変えやすくなります。
歯みがきの時間を単なる作業ではなく、冒険のような楽しい時間に変えることができれば、お子さまは歯みがきを意欲的に取り組むことができるでしょう。

楽しく取り組む歯みがきの習慣付け

お子さまの意欲を高める

絵本の登場人物になりきって歯みがきをしたり、歯みがきソングを一緒に歌ったりすると歯みがきの習慣付けに効果的です。
「〇〇と一緒に歯みがきしよう！」と誘うことで、歯みがきを嫌がるお子さまであっても「やってみようかな」と、意欲を高めることができます。
絵本に出てくるヒーローや登場人物が描かれた歯ブラシやコップを活用するとさらに効果的です。

小さな成功体験の積み重ね

歯みがきができたらカレンダーにシールを貼るなど、小さな成功体験を積むことで歯みがきを習慣化させることができます。
シールがたまったらおもちゃをプレゼントするなど、具体的な目標を設定すると、楽しく取り組むことができるでしょう。

まとめ

幼児期の正しい口腔ケアは、将来の健康な歯を維持するうえでとても重要です。
乳幼児の歯はむし歯になりやすいため、離乳食が始まる頃から丁寧な口腔ケアを心掛けましょう。また、歯の健康に関する紙芝居や絵本を家族で触れ、楽しい歯みがき習慣を始めていきましょう。
当院では、お子さまの歯の健康を保つためのサポートをしています。お子さまの歯の健康についてお困りのことがありましたら、どうぞお気軽にご相談ください。