良い歯の日と「8020運動」

こんにちは。君津ピースデンタルクリニックです。

4月18日は、「よい歯の日」です。
4(よ)1(い)8(は)と読む語呂合わせから日本歯科医師会が、80歳になっても20本以上の歯を保とうとはじめた「8020運動」の一環で、制定した記念日です。

永久歯は全部で28本、親知らずを入れると32本。
皆さまはご自身が80歳になったとき、何本の歯が残っていると思いますか?

「8020」の調査結果

厚生労働省が「歯科疾患実態調査」という調査を2022年に行なったところ、以下の結果が出ました。

50代 約26~27本
60代 約24~26本
70代 約19~22本
80代 約15~16本
※小数点以下四捨五入しています。

現在は、もう少し「8020」の目標に近付いている結果になると思いますが、80代で20本の歯を残すことが難しいことがわかります。

失って後悔したもの

60代以上へのあるアンケート調査では、失って後悔したものの第1位は「歯」だったそうです。
歯を失ってから食べ物がおいしくなくなったと感じる方も多いようです。
もちろん、歯を失っても今ではインプラントや入れ歯などで補う方法はありますが、自分自身の歯で噛める喜びは、失って初めて感じることなのかもしれません。

歯を失う原因

歯を失う最も多い原因は「歯周病」です。
歯周病は歯を支える骨や歯ぐきに影響を及ぼします。初期の段階では自覚症状があまりなく、気付かないうちに進行し、最終的には歯が抜け落ちてしまうこともあります。
成人の大半が歯周病になっているという報告もあります。進行してしまう前に、定期的に歯科検診を受けお口の状態をチェックすることが重要です。

「8020運動」を達成するために

8020運動は、「生涯、自分の歯で食べる楽しみを味わえるように」との願いを込めてこの運動がはじまったそうです。
いつまでもおいしいものを食べ続けるために、毎日のセルフケアをしっかりと行いましょう。
また、定期的に歯科検診を受け、お口の状態を知ることも重要です。痛いところがなくても歯科医院へ行く習慣が8020運動の第一歩となります。
当院では、お口のチェックのほか、正しいセルフケアの方法もお伝えしています。気になることがありましたらお気軽にお声掛けください。

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